XEBIO GROUP presents 東北シクロクロスシリーズ2017 第1戦 さがえラウンド (Kentaro)
日:2017年10月29日(日)
天候:雨
気温:肌寒い
レース結果:
C4 25位/27人
機材:
バイク AUTHOR X-Control Champ
タイヤ IRC SERAC CX TUBELESS
人生初の山形県上陸。
2週連続でやってきた台風の影響で、朝から雨模様の東北CX#1 on グリバー寒河江。最上川の河川敷を利用して長い舗装路と芝生の直線で構成されたこのコースは、本来ならロードのような高速レースが展開されるはずですが、強い雨によって舗装路には川ができ土の路面は柔らかく崩れいかにもシクロクロスといった泥コンディションに早変わり。
Photo By Takashi SAITO
・自分としてはおよそ1ヶ月ぶりのレース。怪我をした肋軟骨はまだ痛みが完全に取れたわけではないため、再度怪我をしてしまっては元も子もありません。とにかく転ばずに無事にフィニッシュすることが目標。タイヤの選択は、高速レースと聞いて準備してきたIRCのSERAC CX TUBELESS SANDはさすがにこのコンディションでは使えず、ノーマルのSERAC CX TUBELESSをチョイス。
Photo By Takashi SAITO
・スタートは舗装路。1列目真ん中と普段ならホールショットを狙える絶好の位置だが、強い雨とこの路面では落車のリスクが大きく、接触を避けるために抑えめでスタート。怪我明けで練習もできておらず勝ち負けや順位には絡めないので、滑りやすく重い路面の練習のつもりで走る。
Photo By Takashi SAITO
・土手の斜面は芝生がまだ完全に剥がれてはおらず、十分乗車でいける状態だった。コーナーだけは轍が掘れているため、あえてラインを外して大回りをしても乗車でクリア。結局、乗れるなら乗って走るのが速くて楽である。
・IRC SERAC CX TUBELESSはチューブドよりも低圧まで安心してさげられるので、滑って崩れる泥にあわせて1.4気圧までさげておいたらこれが奏功。土が見えてるコーナーで滑る気配がほとんどないので、ほとんど神経質にならずにコーナリングできた。
・IRC SERAC CX TUBELESSについてはMUDとSANDの2種類を用意しておけばほぼ無敵、とアドバイスをもらったことがあるけど、MUDじゃなくてノーマルでも自分には十分な食いつきだった。
・とはいえ、1周、2周と周回を重ねるにつれて芝が徐々に剥がれて土がむき出しになり、轍となる。降り続く雨が土を練り、剥がれた芝や刈られた葦と組み合わさって足元にへばり付く。コースのコンディションは「滑る」から「重い」に代わり、足を止めるとバイクも停止するまるでサドンデスマッチのようなサバイバルレースになった。
Photo By Takashi SAITO
・途中から後ろのライダーがみえなくなり、自分が最後尾なのだろうなぁと頭の隅でぼんやりと考えながら(ラップされたライダーがいたので厳密には最後尾ではなかったが)、せめて直前を走るライダーからちぎれないことただそれだけを考えて足を回し続け、3周回40分を走ってゴール。フィニッシュラインを通過する時、あまりの苦しさに顔をあげられなかった。ここまで苦しかったのは初めてかもしれない。
Photo By Takashi SAITO
なんとかラップされずに完走はできた。
復帰戦を転ぶことなく無事完走するという目標は達成できたが、大変苦しいレースだった。まずはレースに耐えられるレベルまでコンディションを戻すことが最優先。
次回のレースはスターライト幕張。
順位を望めるコンディションではないが、走ることでペースを作るという意味で60%ラインを目標にします。
写真はTakashi SAITOさんにいただきました。ありがとうございました。