茨城シクロクロス第2戦 取手ステージ(Kentaro)

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2016年10月10日(月)

 

JCX開幕戦となる、茨城シクロクロス第2戦取手ステージ開催。

前々日、前日と大雨がふり、当日の朝はコースの一部に水たまりが存在する状態でした。朝一番にレースがあったC3はなかなか荒れたコンディションだった模様ですが、C4Bはこの日最後のレース(15時!!)だったため、コースも大部分が乾いており小貝川のコース本来の性質であるパワーのいるハイスピードレースになりました。

前回の城里では悔しくもDNFとなってしまったため、スターティンググリッドは2列目に後退。とはいえこの日のレースが今年の初戦という人が大多数のため、下がったといえど悪くはない位置からのスタートです。ペダルキャッチもギアチェンジも悪くなく、自分としてはかなり順調なスタート。先頭集団の中で走りやすい位置を確保していい感じで第一コーナーに入れました。正直なところ、後先考えずに本気で踏めば最前列に出られた気もしなくはなかったですが、まぁそれだときっと半周もせずに失速したことでしょう(笑

前半のテクニカルセクションは、前日・前々日と設営を行いながらじっくりコースラインを研究したので落ち着いてコーナーを処理できました。ス◯ーマン先生に(息子と一緒に)教わったslow-in/fast-outの大原則をしっかり頭に入れて丁寧にコーナリングしていくと、驚くほど簡単に前走車との距離が詰まります。そのうちコーナリングのたびに前走車の尻をつつきまくる状態。テクニカルセクションの出口付近では10位台前半で走れていたのではないでしょうか。

しかし問題はここからです。コスモスの花は綺麗だけど、その合間を縫って走るコースは朝からのレースで十二分に練りこまれ、容赦なくパワーを要求する激重の泥。あまりに重い泥にまず心肺系が悲鳴をあげて一気に速度がダウンし、ここで4台くらいにパスされます。これほどの負荷に耐えられるほど心肺系が鍛えられていないため、テクニックではどうにもならない地力の差が出てしまいました。

このコースは直線もハイスピードな展開となるため、同様に地力が必要になります。コスモス畑を抜けてからの林を抜ける細かいコーナリングは綺麗に処理ができていたものの、バックストレートでジリジリと距離を離されてしまう。ピット前のヘアピンで距離を詰めて、ホームストレートでまた離される。・・・どんなに上手にコーナーを攻めても、これでは一度順位が下がったら二度と前には出られません。

2周目、3周目と同じようにコーナリングで前と差を詰めては泥と直線で離される展開を繰り返しつつ、直線で一人、二人と抜かれてズルズルと後退し、40人中23位でゴール。ちゃんとできていたこともあっただけに、悔しさが強く強く心に残るほろ苦い結果になりました。

 

今の自分に足りないものは明確で、高出力が必要な時にその負荷に耐えるための心肺、これに尽きます。なのでまずやることはインターバル練による心肺系の強化。また、単純な心肺系の強化だけでなくペダリング時の筋肉の使い方を変えていきます。大腿ではなく、腸腰筋と臀筋といった体幹を使うようにシフトすることで心肺にかかる負荷そのものを下げていきます。これはピーク負荷を下げる効果だけでなく、レース全体のスタミナの維持にも効果が大きいはず。

次のレースは今週末の前橋ですが、ここはパワーはあまりいらないけど平坦基調であまり重馬場でもないスピードコースなので、同じように高負荷に耐えてどれだけ踏んでいけるかが勝負になります。時間が短いのでいきなり心肺系は強くなりませんが、筋肉の使い方は意識して変えていけるはず。目標としては45%↑でのゴール、としておきましょう。

頑張るぞ!